キラリ
標津町フェア |
「標津の美味しさ」PR |
漁業者を中心に漁協、水産加工業界、商工会や町など、町ぐるみで組織している標津町サケ・ホタテ消費流通対策協議会。この協議会主催の「キラリ標津町フェア」が7月1日、札幌グランドホテルで開かれました。
札幌市民ら1,250人が訪れ、にぎわった会場。その様子を紹介します。 |
(1) オープニング
「地域ハサップ」を映像で紹介
昼と夜の部の二回開かれた同フェア。来場者は合わせて1,250人。この大勢の人々を目の前に、小田桐町長のあいさつから始まったオープニングセレモニー…。
「標津のサケ、ホタテは、どこの産地よりも『うまい』と実感しています。『標津の美味しさ』の根拠を皆さんにPRしようと、地元から漁業者ら26人の町民が駆けつけました。国内初めての『本物、安全・安心』の基盤を確立した『地域ハサップ』の力も加わり、標津産の『うまみ』は、『町民の知恵と行動力』で一層輝きを増しています。本日は、皆さんの大切な『命を育む』食料の生産実態と、『生きる力』を養う町の輝きの実践を余すことなくご披露します。心ゆくまでお楽しみください―」と標津ブランドを力強くアピール。
続いて、本町の魅力と「地域ハサップ」の取り組みを十分間にわたりビデオで紹介。ほとんどの参加者が、「地域ハサップ」の取り組みを見るのが初めて。その徹底した取り組みに、驚いた様子でした。さらに「地域ハサップ」に関わってきた北大の吉水教授と藤田水産学博士が、標津産水産物の優位性を語り、参加者に美味しさの根拠を説明しました。
|
(2) トークショー
消費者が生産者を守っていかなければ
フランス料理シェフ・三國清三氏とNHKテレビでおなじみのアナウンサー・国井雅比古氏が、「スローフード・標津町との関わり」をテーマに四十五分間にわたり、標津町のこだわりの食材と北海道の食材の魅力について、トークを繰り広げました。
三國シェフは、北海道スローフード協会の理事を務め、「スローフード運動」(※最下部の〈解説〉参照)を提唱し、世界でもその料理の腕前は高く評価されています。国井アナウンサーは、食の番組で多くの人々から親しまれ、また、標津町のファンでもあります。
トークでは、「消費者は安い物を欲しがる。安い物の提供は簡単。見た目だけを重視し、コストを下げる。これを食べると不健康になってしまう。自分たち(料理人)もだが、消費者が安全な食材をどうやって手に入れるか」「本当に安全かはプロでも分からない。そういうことでは、標津でやっていることが原点。このような生産者を消費者が守っていかなければならない。物を見ないで、人(生産者)を見て買ってほしい。やはり皆さんが本当にいい物を求めない限り、安全な物は絶対に届かない」と、熱が入りました。
|
(3) 料理試食会
標津ブランドと世界の腕の共演
三國シェフプロデュースの料理試食会では、標津町が誇る「安全・安心の高品質食材」のサケ・ホタテなどのメニュー七品目を用意。標津ブランドの食材と世界の料理人の腕の共演に会場は行列ができる人気ぶり。「標津の美味しさ」を思う存分堪能しました。
メニューは次のとおり。
(1)標津漁師鍋 (2)鮭レフォールバター焼き (3)帆立貝のサラダ (4)牛モモ肉のロースト・じゃがいも添え (5)いくら丼 (6)鮭ラーメン (7)鮭のハンバーガ
|
(4) 郷土の味を提供…
「これは美味しい」
「いい味している」
会場のロビーには、標津産品の美味しさや標津町の各種イベントの紹介をパネルで展示。
さらに、ふるさとの味「うまいべさ」試食・即売コーナーも設置。鮭のチャンチャン焼きや焼漬、山漬、飯寿しのほか、ホタテでは刺身、ミミと卵の酢味噌和えなどの試食品がずらりとテーブルに並び、来場者からは「これは美味しい」「いい味している」などと大好評。また、サケやホタテの加工品の展示・販売コーナーも人気を呼びました。
|
大盛況だった「キラリ標津町フェア」。「地域ハサップ」の取り組みなどの紹介で、標津産品の安全・安心な美味しさの根拠を札幌市民らにアピールできたことは大きな成果になり、今後への波及効果が期待されます。 |