このルイベは、冷凍保存食としてアイヌ民族が古くから冬場の魚を食する方法としていました。
鮭(鱒)は体内に寄生虫を宿すことがあります。
寄生虫を宿した生鮭を生のままで食すると、この寄生虫が胃に食らいついてとても痛いものだそうです。
この寄生虫の対処方法は熱するか冷凍するか切り刻むかしかありませんので、ルイベはアイヌの食し方と生食(刺身)希望が見事にひとつになった食し方だと思います。
ルイベ(冷凍刺身)
できるだけ新鮮な鮭を用意します。
鮭を三枚に身おろしをして身の厚い背身部分の骨を取り除いて皮をむきます。
10センチ幅くらいに切り分け、それぞれをラップで包み冷凍します。
固く冷凍されたら、必要な数量を取り出して好みの厚さに切り、刺身のように盛りつけます。
食べ方
このまま溶けてしまえば水っぽい刺身になってしまいますので、凍っているうちに普通の刺身と同じ食べ方で醤油やワサビ醤油を付けて食べます。
冷たさと魚の味と醤油などが口の中で混ざり合い、美味しくいただけます。
※川に入った鮭(鱒)の場合は適度に脂が落ちていますので、海物とはひと味違っています。お試し下さい。
お刺身
できるだけ新鮮な鮭を用意します。
鮭を三枚に身おろしをして身の厚い背身部分の骨を取り除いて皮をむきます。
10センチ幅くらいに切り分け、それぞれをラップで包み冷凍します。
固く冷凍されたら、必要な数量を取り出して上手に解凍し、好みの厚さに切りって盛りつけます。
|