鮭(鱒)のトバ(冬葉)


 

作り方

生の鮭を用意します。(もしくは冷凍した生鮭を手早く解凍します。)

鮭のワタは取り出して、尻尾を付けた状態で三枚に身下ろし、中骨と頭とカマとヒレを取り除きます。

皮が内側になるように(肉が外側向き)ぶら下げて3日〜1週間干します。(干し網がある場合は干し網に入る大きさに切り、身を上に向けて干します。)

表面が乾いてベタベタしなくなったら縦に4〜6本のスティック状に切り(尻尾側は切り離さない)、味付けをします。(干し網を使う場合はスティック状に切り離し、味付けをします。)

塩味の場合は魚がひたひたに漬けられる海水程度の塩水に15〜30分漬け込みます。

醤油味の場合は魚がひたひたに漬けられる醤油タレ(醤油10に対し焼酎1、+お好みで味醂1位)に15〜30分漬け込みます。

漬け込み終わったら、再び皮が内側になるようにぶら下げて2〜3週間ほど干します。(干し網の場合は身が重ならないように並べて干します。)

出来上がりの目安は、指で摘んで弾力が感じられない状態です。

生の魚を直接味付けしても極端に差はないと思いますが、スティック状にする場合は一度干した状態の方が処理しやすいです。

切り方を工夫するのも楽しみの一つです。

また、あくまでも寒冷な北海道の10月以降での干し方ですので、本州では風通しのよい場所での日陰干しを心がけ、夜は物置や冷蔵庫などに入れて保管して下さい。

希に腐ってしまうこともありますので湿気の多い時期や暑い時期は避け、涼しくて乾燥した時期に合わせて生のまま冷凍しておくことも必要かも知れません。

私は針金に吊しましたが、木の棒を使うのが一般のようです。

短冊状の一般的なトバと尻尾側から斜めに皮まで切り込んだトバ。

斜めに切り込んで吊すと身がめくれるような形で干せていきます。

下の写真は干し網を使った様子

※カラスや猫などに襲われないようにガードすることも忘れずに。


食べ方

ひたすら皮から身をむしり取り、口へ運ぶ。

時折、アルコールで喉を潤し、ひたすら皮から身をむしり取り、口へ運ぶ。

時折、口から小骨を取り出し、ひたすら皮から身をむしり取り、口へ運ぶ。

いつでも、どこでも、ひたすら皮から身をむしり取り、口へ運ぶ。

 


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